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2021.11.18
コラム
開幕目前!北川フラム総合ディレクター連載「しっかり毎日フラム新聞」 最終号
「房総里山芸術祭 いちはらアート×ミックス2020+に関心を持ってくださる皆さんへ」
10月20日に、「いちはらアート×ミックス2020+」の開幕が11月19日と発表されてから、スタッフは一所懸命頑張りました。総合ディレクターとして、その決断をして下さった市長と実行委員会に感謝します。そして何よりも慣れないプロジェクト、2度の延期を含む約2年間の先の見えない不安定な間にかかわらず、前へ進めてくれたアーティスト、参事や課長等、現場責任者と制作スタッフに限りない敬意と友情をもっていることをお伝えします。
そのうえで来場者の皆さまへ!
鉄道を軸としてアートサイトへスキップするというツアー(鉄道と車と歩きの芸術祭)は皆さんの体験の感想を活かしながら改善していくしかありません。ぜひご意見を聞かせてください。日々前進させていきます。特に養老渓谷の紅葉と重なる黄金期間でもあり交通情報の共有化にご協力ください。
この間、作品メンテナンスには意を払ってはきましたが何しろ1年半の間を置いての開催です。日々手直ししますが、寛容にコンセプトをお楽しみください。
パフォーマンスを予定の通り実現できませんでした。まったくやれなかったこともありました。無観客の映像中心になったこと、フルにはできなかったことをアーティスト、お客様にあやまります。
同じようにツアー、食も十全ではありません。しかしこのプロジェクトの内容の責任は総合ディレクターが負うものであり、個々の状態、運営のいたらなさは、理想からのマイナスで量るのではなく、やれないことからのプラスで量りたいと考えます。もちろん特に海外のアーティストを含めて誠意をつくしてくれました。
珠洲(奥能登国際芸術祭)、大町(北アルプス国際芸術祭)の実行委員会、スタッフも感染ゼロ、やり方のノウハウのバトンを繋ごうとしてくれ、応援にかけつけてくれています。アートミックスに関心をもつすべての皆さん、ぜひこのコロナ禍、サポーターだけでなくお客さまも一緒になって「行って良し、来られて良し」の歓待する祭をつくっていこうではありませんか。私は主に五井機関区にいて、里山と自然のなかに分け入っていった鉄道と美術を言祝ぎ、皆さんをお待ちしています。
明日11月19日から房総の里山から世界を覗く80日間世界一周、チキチキバンバン、チャーリーのチョコレート工場を彷彿させる37日の旅が始まります。(因ってこの「しっかり毎日フラム新聞」は今日で閉じます)
乞うご期待!
(11月18日)
《開幕直前のスタッフの様子》
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