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2021.11.09
コラム

開幕目前!北川フラム総合ディレクター連載「しっかり毎日フラム新聞」 第3号

 石川県珠洲市で開かれていた「奥能登国際芸術祭」の閉会から帰ってきました。屋内作品クローズドが約1か月、蔓延防止等緊急事態解除を受けての約1か月の全面公開で計約60日、48,463人のお客様でした。徹底した新型コロナ感染防止をとりました。感染者ゼロ!!!保険・医療従事者の協力に感謝の声が寄せられました。その方法については参考になるでしょう。

 

 来られた方の属性についての報告です。男性43%、女性57%、世代的には30代、40代が一番多くそれぞれ18%で全世代にわたっていらしています。あとは17%が市内、県内が67%、県外からは16%で、東京、富山からが多かったそうです。因みに前回との比較でいうと市内14%→17%、県内59%→67%、県外27%→16%で、県内に力を入れた効果があり、期待通りとのことです。受け入れツアーは77本、1713人でした。以上の結果も参考になるでしょう。また2017年の第一回目からの9作品と、新作の作品が会期終了後も残ります。 わがアート×ミックスも、広報期間は短いですが、以上も参考にしてやっていきましょう。

 

 さて、急ピッチで進む制作状況の報告です。上総久保駅の西野達さんによる「上総久保駅ホテル」がクリーンナップされ受け入れ体勢ができました。不思議な、文字通りのステーションホテルです。ターミナル駅に隣接する大ホテルと勝負です。

 

 不思議さと言えば、月崎駅から近い、かつて有力者が住んでいたという邸宅にはありとあらゆるコレクションがあり、ユニークな庭もついていましたが、トルコの大アーティスト、アイシャ・エルクメンが、このコレクションを庭にさらけだして、目も覚めるばかりの作品に仕上げました。ここでも石を洗ったり、除草したりで見事にフレッシュアップされました。日本三庭園に仲間入りしそうです。

 

 今回新たにセットされる「Artists’ Breath Playback」の設営も急ピッチで進められています。ご期待ください。

 

(11月7日)

 

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