開幕目前！北川フラム総合ディレクター連載「しっかり毎日フラム新聞」 第8号

　昨日は越後妻有の六日町駅からほくほく線に乗って、トンネル内にある美佐島駅でパノラマティクスの光と音のプロジェクトを見ました。そこから車で3時間、送ってもらって北アルプス国際芸術祭の大町は高瀬川渓谷の七倉ダムで磯辺行久さんの「不確かな風向」で池袋からの上門周二さんツアーに合流し、ガイドをつとめています。

　晩秋、紅葉はいまだに美しく晴天下に晴れやかな笑顔で人は行き交っています。知っている方も実に多く、嬉しい限りです。奥能登で出会った方もあり、皆さんがアート×ミックスに来て下さるように知恵を絞ろうと思います。
　移動、会食、会話がままならなかった中、皆さん工夫を重ねて生きて来られて、自然と、昔からの地に着いた生活を体験しようと出かけて来られたのだなぁ、とつくづく思います。アートがそういうなかでバネになっているのは嬉しい。素晴らしい作品をアーチストの皆さんが制作し、私たち裏方が工夫をこらし、地元の人たちが喜んで迎えられる、いちはらでそのようにやれたらと思うことしきりです。

　さていちはらからの報告のかずかずです。
・アーチストもスタッフもフル活動、準備期間中の今から皆さん昼は里山小で里山カレーをいただいているとのこと。これが本番の里山スペシャルカレーになります。乞後期待。
・旧平三小。曽我英子さんの作品が完成。アイヌの人々が多く住む地域に滞在しての料理研修の成果は如何。高滝駅では毎週日曜6時からの朝市。
　
・牛久にぎわいマーケットは会期中の土日祝にオープン決定！
・深澤孝史さんの古道整備が着々と進展。どうなるのかな？

　昨晩はサウジアラビアのドワイヤンが神社の舞台で展開したしめ縄を見学、良かった。そういえばアート×ミックスのターニャ・バダニナの石神菜の花畑にある空への梯子、五井駅・養老駅のチョアン・チーウェイも夜は楽しみだし、各駅にあるチシコフの作品も写真も月と関係あって夜に適っていました。半月だったなぁ、と北アルプスに居て、内房総の月を想うのでした。
　
　(11月14日)

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