里山アートは体力だ!
いちはらアート×ミックス2017が、いよいよ4月8日(土)に開幕を迎えます!
1月6日(金)、菜の花プレーヤーズも新年最初の活動がありました。
市原市高滝にある市原湖畔美術館。その奥にある揚水機の脇のスペースで、参加作家の豊福亮さんのアート作品の制作が始まり、菜の花プレーヤーズもお手伝いに参加しました。
・・・土建屋さんのお手伝いではありません(笑)
豊福さんの作品は「市原マルシェ」略して「イチマル」。フランス語で市場を意味するマルシェ全体が作品なのです!カラフルな小屋が数軒建ち並び、会期中は個性あるショップが開店します。
この日は、地盤作りと枕木運び、そして枕木で通路の一部を作りました。
まずは地盤作り。いくつかの山にして積んであったウッドチップを、イチマルのスペース全体に敷きつめました。
次に、小屋の基礎や通路などの材料になる枕木を運びました。
枕木は、市原市内を縦断するローカル線・小湊鐵道で実際に使われ、廃材となったものを譲り受けています。小湊鐵道は今年で創業100周年。その歴史を支えてきた枕木が、今度はイチマルを支えます。
それにしても、枕木の重いこと!
男が2人がかりで、ぎりぎり持ち上げることができる重さです。中には2人でも持ち上がらないものがありました。
小湊鐵道の廃材置き場で枕木をトラックに積み、イチマルのスペースで降ろす。2往復しました。大半のメンバーは豊福さんの車で移動しましたが、最初に廃材置き場に行く時は話が弾んでいた車内も、2往復目の帰りは「・・・」。
1往復目と2往復目の間にランチタイムだったおかげで、なんとかやりきることができました。
最後に、イチマルの通路を枕木で作りました。途中の坂になっている所を除いて、入口からイチマルに行く途中まで、そしてイチマルの中の巡回路を、枕木を3本並べて、1人が歩ける幅で作っていきます。並べた3本の枕木をビスで留めると、1枚の板のように安定して、安心して歩けるようになりました。
この頃には腕力や腰に限界がきた人もちらほら・・・私も握力が限界になりました。
今後は、枕木で小屋の基礎を作ったり、廃材で小屋を作ったり、入口からイチマルまでの途中の坂に階段を作ったり・・・建設現場のごとく、作品制作が進んでいきます。
大変な分、会期が楽しみ!そんなアート作品です。
力自慢の人や日曜大工の好きな人が、特に楽しめる!
そんなアート作品の制作お手伝い活動でした。
文:菜の花プレーヤーズY・T