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2014.04.08
コラム

市原の春はいいね。

晴れの日は人が多く来られる。桜と菜の花に彩られた異空間を楽しんで人が巡っている。
 いちはらアート×ミックスは、閉鎖された小学校、小湊鐵道と駅を中心に、「あるものを使って新しい価値をつくる」、「外からのお客さんを交えて豊かなコミュニティをつくる」という今までとは一味違った芸術祭で、そのことは来られたお客さんを通して少しずつ拡がっている。とても嬉しい。
 僕も時間をみてゆっくり廻るようにしているが、人気のあるIAAESや市原湖畔美術館以外の施設にも口コミで人が行きだした。幹線から離れた月出工舎は、校舎が里山の中に美しく佇み、春のうららかな陽気の中で、人々はゆっくり楽しんでいる。
 朝一番には、月出工舎やあそうばらの谷に行くと都合がよい。道路も土・日・祝日以外ならマイカーでも何とかなりそうです。『おにぎりのための、毎週運動会』は、かつてあったやわらかな日々が味わえると評判で、徐々に定着しだしている。お薦めです。
 この金曜からは、カン・ユンスさんの『オバケノガッコウヘキテクダサイ』が、いちはら人生劇場(白鳥小学校)で始まります。フィンランドやイギリス、韓国、日本からの出演者による創造力をかきたてるお芝居。子ども達、かつて子どもであった皆さん、今も少年の好奇心をもっているあなた、友だちや家族と一緒にいらして下さい。夜公演は駐車代金もかかりませんよ。
 月崎駅の横にある旧小湊鉄道詰め所を活用した、木村崇人さんの『森ラジオ ステーション』は様々な音で森が直接的に感じられてよかった。KOSUGE1-16の『湖の飛行機』に渡るボート、風もないのに漂流しているカップルもいて、これも楽しそう。管理の人たちもニコニコ笑って、市原の春はのどかです。
 僕は、昨日も瀬戸内海は男木島にある小中学校の開校式にトンボ返りで行ってきました。学校が復活するのは素敵なことだ。市原の学校もコミュニティの核となって復活することを夢見て、まずは切符売りの日々です。
 今週は天気予報もよい。『晴れたら市原、行こう!』