月崎駅近くの素掘りのトンネルの中で鈴木ヒラクさんによるワークショップ「フロッタージュ」が行われました。
皆さんの日頃の行いが良いからか、天気にも恵まれ、楽しく作業できました。
まず、月崎駅から作業を行うトンネルへ移動したのですが、今までトンネルの前を何度も通っていたはずなのにトンネルがあった事に全く気づいておらず、「こんなところにトンネルがあったのか!」とビックリしました。
現場に着くと作家の鈴木ヒラクさんから作業の説明があり、「フロッタージュ」と聞くと「?」ですが、トンネルの凸凹の面に紙を乗せ、紙の上で太い鉛筆の芯のようなものを擦って壁の模様を写し取る作業と聞くと、わかりやすく、どんな模様が出てくるのか楽しみでした。
早速、2人組になり、紙を持つ人と太い鉛筆の芯を紙の上で擦って模様写し取る人を交互に分担して作業を行いました。トンネルの中をあちこち移動していろいろな模様を写し取る事が出来て面白かったです。
実は学生の頃、美術の授業は苦手で少し不安だったのですが、鈴木ヒラクさんから紙を繋げるので紙の真ん中だけではなく、端の方も模様を写し取った方が良い等のアドバイスを受けたり、出来上がった用紙を見て褒めていただいたりと楽しく作業でき、あっという間に活動時間が終わってしまいました。
皆さん、作業が終わって気づくと、太い鉛筆の芯によって手が真っ黒に!私も含め顔まで黒くなっている人もチラホラ・・・(笑)
また、たまたま通りかかった横浜から来た大学生4人組が興味を持ってくれて飛び入りで参加してくれました。
4人ともとても礼儀正しく、楽しんで作業してくれました。
パンフレットも渡したので、きっと会期中に見に来てくれると思います。
今日、作成したものが鈴木ヒラクさんの手によってどのような作品になるのかとても楽しみです。
会期中、皆さんもぜひ「アートハウスあそうばらの谷」へお立ち寄りください。
(H.T)