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2014.03.21
コラム

晴れたら、市原行こう。

雨の中、プレスツアーで作品巡りをしました。作家もサポーターも頑張ってよく作りあげたと思う。雪には悩まされたなあ。
指輪ホテルの鉄道を使った演劇は、列車の中の観客が列車に乗り合わせているというだけで妙に一体感があって、この期待感は久しぶりのものだった。楽しい、そして終(幕)の風景は窓外に広がる夢の世界、素晴らしかった。これ一本だけでもアート×ミックスをやって良かったと思う。
作品も見ごたえもあるものが多く、アーティスト中心の前夜祭は、しっとりとして国際芸術祭の良さが伝わってくれた。ロシア、中国、香港、フィリピン、タイ、インド・・・・この時代、五感を開こうとする人々は国を超え、海を渡り、雨・風に身体を浸らせ、意識を地域の最深部に降ろし、他者に微笑む。
とにかく楽しい。人間のあたたかさが伝わる芸術祭になっていると思う。皆さん楽しみにしてください。明日は晴れです。
晴れたら、市原行こう。

総合ディレクター 北川 フラム